国際コミュニケーション学部

国際ビジネス課程【 Department of International Business 】

ゼミ紹介

国際経済学ゼミナール(原谷直樹)

このゼミでは国際経済学をテーマに、グローバル経済を動かす経済理論や政策、人間の経済行為を司る心理や行動のメカニズムなどを学んでいます。専門書の輪読やリポートを通じてメンバー間の議論を深めるとともに、戦略的行動分析に基づく経済学習ゲームの開発、他大学との合同ゼミ合宿における共同プロジェクト、インカレ・プレゼン大会への出場など、様々な場面、環境、種類の学習に積極的に取り組んでいます。

開発経済学ゼミナール(布田朝子)

開発経済学ゼミナールでは、貧困削減、国際協力、経済開発に関する諸問題を考察します。私たちが思い描く貧しい国のイメージは正しいものなのか、どんな支援をするのが効果的なのかなどを考えます。固定観念にとらわれずにこれらの問いへ答えることは、貧しい国の貧しい人々の生活改善につながるだけでなく、自分自身や他者をより深く理解することへつながり、私たちの社会が進むべき道を探ることにもつながります。

国際経営学ゼミナール(于蘭鳳)

このゼミでは、国境を越えた調達・生産・マーケティングなどの事業活動を中心に、企業の海外事業展開の国際経営戦略、形態、プロセスなどを理論と実際の双方から学んでいます。また、アジア新興国市場や国際ビジネス最新の動向や課題についても考察しています。専門書の学習とともに、興味のあるテーマについて仲間と研究し、ディスカッションやプレゼンをすることで、論理的思考力を養い、研究の方法も学びます。

人的資源管理論ゼミナール(日詰慎一郎)

このゼミでは、「ヒト」に着目します。人的資源管理論とは、「ヒト」を採用し、動機づけ、能力を発揮できるようにするための原理と方法について、経営学や心理学を踏まえて考える学問です。ただし、「ヒト」には感情があり、成長します。合理的な企業側の視点だけでなく、従業員側からの視点も不可欠です。そのため、このゼミではときとして「唯一の正解」がない問題にチャレンジし、現実的な問題解決力を身につけることを目的としています。

国際関係論ゼミナール(野口和彦)

ゼミの目標は、国際関係理論と社会科学の方法を学び、「批判的思考(critical thinking)」力を身につけることです。まず、国際関係論の名著・主要論文や「なるほど!」と唸るような面白いエッセー等をゼミ生たちと読みます。そして、グローバル社会が抱える問題の原因を推論して、その妥当性を検証する方法を学びます。要するに、ゼミでは、国際関係の「謎解き」(なぜ戦争は起こるのか等)に挑むということです。

国際法学ゼミナール(鈴木悠)

国内社会に国内法があるように、国際社会にも国際法というルールがあります。国際法は、テロや兵器、武力紛争などの安全保障、貿易や国際投資などの経済活動、環境保護、難民、移民などの問題に対応するために作られるものであり、国家や国際組織はその国際法にしたがって行動し、国際法の下で負っている義務を履行する必要があります。国際法は、国際社会と国内社会の両方にとって重要なものであるといえるでしょう。国際法学ゼミナールでは、国際法という視点を通して、国際社会及び国内社会の様々な問題を見つめていきます。

認知情報論ゼミナール(甲村美帆)

認知情報論ゼミナールでは、私たちの行動や認知を情報の概念をベースに深く考察していきます。ゼミ生は、思考スタイル、記憶、コミュニケーション、社会的意思決定、消費行動など、自分の興味に応じたトピックに関して、実験や調査を行い、卒業研究を実施しています。データを取得し、ゼミ仲間と研究手法や結果をディスカッションすることで、科学的思考力、論理力も身につけていきましょう。

国際社会学ゼミナール(山岡健次郎)

このゼミでは、「越境」というテーマを国際社会学の観点から掘り下げていきます。グローバル化とは、世界が単純に画一化することではありません。現実の世界には、いくつもの境界が存在しています。すなわち、境界に満ちた現代世界の中で、グローバル化は進行しているのです。それゆえ、「越境」が大きなテーマとなります。このゼミでは、歴史的な視点を重視しつつ、国際社会学に関わる文献を読み議論していきます。

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