日本のことばと文化2(平成23年度)
日本語・日本文学・日本文化研究の専門家と、詩人・小説家・評論家など、日本語をプロとして駆使している方々をお迎えし、私たちが無意識に身体化している日本語や日本文化について考えていきます。
会場・時間
群馬県立女子大学 講堂
前期 毎週土曜日 14:00 〜 15:30
【初日】4月16日
講師・授業内容等
| 期日 | 氏名・役職 | 講師プロフィール | テーマ |
|---|---|---|---|
| 4/16 | 高橋 顕志 群馬県立女子大学教授 |
1951年愛媛県生まれ。言語地理学、社会言語学研究。言語地図を描き解釈することにより、ことばの歴史を解明し、言語変化の一般理論を目指す。高知女子大学、広島大学を経て現職。著書に『シリーズ方言学1方言の形成』『ガイドブック方言研究』『方言地理学の課題』『地域差から年齢差へ、そして… 中国・四国篇』など。 | 新しいことばの発生―言語変化の種(たね) |
| 4/23 | 野田 尚史 大阪府立大学教授 |
1956年石川県生まれ。日本語学、日本語教育学研究。日本語文法からコミュニケーションのための日本語教育文法まで幅広い領域で活躍。大阪外国語大学、筑波大学などを経て現職。日本語教育学会奨励賞受賞。著書に『なぜ伝わらない、その日本語』『コミュニケーションのための日本語教育文法』『「は」と「が」』など。 | 相手に伝わる日本語を書くために |
| 5/7 | 小嶋 菜温子 立教大学教授 |
1952年兵庫県生まれ。中古物語研究に王権、ジェンダー、身体などから接近。また比較文化研究や図像研究など幅広く活動。韓国啓明大学、恵泉女学園大学を経て現職。著書に『源氏物語批評』『かぐや姫幻想―皇権と禁忌』『源氏物語の性と生誕―王朝文化史論』『王朝文学と通過儀礼』など。 | 幻の「源氏物語絵巻」について |
| 5/14 | 井上 和子 神田外語大学大学院言語科学研究センター顧問 |
1919年大阪府生まれ。生成文法、日英対照言語学研究。生成文法理論の世界的な研究者として日本での普及、発展に貢献。国際基督教大学、津田塾大学、神田外語大学などを歴任。日本言語学会会長、神田外語大学学長を務める。著書に『生成文法と日本語研究―「文文法」と「談話」の接点』『変形文法と日本語』など。 | 独立文の条件 |
| 5/21 | 益岡 隆志 神戸市外国語大学教授・国立国語研究所客員教授 |
1950年岡山県生まれ。日本語学研究。既存の言語理論の援用ではなく、命題、モダリティなど新たな概念を導入し、現代日本語文法の体系化に貢献。前日本語文法学会会長。著書に『叙述類型論』『日本語モダリティ探究』『日本語文法の諸相』『複文』『モダリティの文法』『命題の文法―日本語文法序説』など。 | 近くて遠い日本語 |
| 6/4 | 井口 時男 文芸評論家 |
1953年新潟県生まれ。東京工業大学教授。1983年中上健次論「物語の身体」で群像新人文学賞評論部門受賞。その後旺盛な評論活動を展開。平林たい子文学賞や伊藤整文学賞を受賞。著書に『物語論/破局論』『柳田國男と近代文学』『批評の誕生/批評の死』『危機と闘争―大江健三郎と中上健次』『暴力的な現在』など。 | 文学は何の役に立つか―宣長、漱石、賢治ほか |
| 6/11 | 真鍋 昌弘 関西外国語大学教授 |
1938年大阪府生まれ。奈良教育大学を経て現職。歌謡・伝承文芸研究に造詣が深く、日本歌謡学会会長を長く務める。近年は中国や朝鮮半島など東アジアにも関心を広げる。著書に『中世近世歌謡の研究』『日本歌謡の研究―閑吟集以後』『歌謡 雅と俗の世界』『中世の歌謡―『閑吟集』の世界』など。 | 河川の船歌とその文化―日本・中国・韓国 |
| 6/18 | 安藤 宏 東京大学大学院人文社会系研究科教授 |
1958年東京都生まれ。日本近現代文学研究。上智大学を経て現職。太宰治研究から昭和期の饒舌体に着目。近年は一人称小説の特性、小説の文体や表現機構などに関心を持つ。著書に『自意識の昭和文学 ―現象としての「私」』『太宰治 弱さを演じるということ』など。 | 近代小説の表現機構 |
| 6/25 | 瀬尾 育生 詩人・首都大学東京教授 |
1948年愛知県生まれ。ドイツ文学研究から詩作、評論活動を展開。詩集『Deep purple』で高見順賞、『戦争詩論 1910−1945』でやまなし文学賞受賞。著書は他に『鮎川信夫論』『われわれ自身である寓意―詩は死んだ、詩作せよ 瀬尾育生評論集』『アンユナイテッド・ネイションズ』など。 | 山村暮鳥と萩原朔太郎 |
| 7/2 | 牧野 節子 児童文学作家 |
1949年東京都生まれ。1989年「桐下駄」で小さな童話大賞受賞。92年中央公論社の女流新人賞受賞で作家活動を本格化。創作教室や大学などで創作を教え、本学でも「創作文芸の世界」を担当。著書に『童話を書こう!〈実践篇〉』『めろんちゃんのマジックギョウザ』他「めろんちゃん」もの、『夢見るアイドル』シリーズなど。 | 児童文学のことば |
| 7/9 | 小池 昌代 詩人 |
1959年東京都生まれ。1988年の『水の町から歩き出して』以来旺盛に詩集を刊行。『コルカタ』で萩原朔太郎賞受賞は記憶に新しい。現代詩花椿賞、高見順賞、小野十三郎賞を詩集で、川端康成文学賞を小説で受賞。さらに講談社エッセイ賞も受賞。翻訳絵本を手がけるなど活動は幅広い。 | 詩の音律と自然―中也と朔太郎の詩を中心に |
