辻村寿三郎人形芝居 化鳥2002(東京芸術劇場 小ホール2)
オモテ ウラ ☆ひとこと……
“「化鳥」はサお母さんが子供を育てるお話でしょ、
人形を作るっていうのもネ同じだと思うのよ”
ここはジュサブローの仕事場、
今は今度演る「化鳥」の稽古中という設定。
廉ちゃんの人形を直しおえると、
母との思い出・世間話をあいだあいだに挟んで、
ジュサブローと阿部寿美子による「化鳥」の〈稽古〉が進む。
新演出。“酸素がもたないから”だとか。
謎解き的興味をそそる〈五色の翼の生えた美しい姉さん〉には深入りせず、
〈母と子〉に焦点を当てる。
「化鳥」がブツブツ途切れ、仕事場での会話になるので、
筋への没入から引き戻されてストレスが溜まるが、
その度に、廉ちゃんは人形なのだ、と意識させられることになる。
“人が猪で茸で、鳥はものを言って、
人も猫も犬も熊も皆おんなじけだものだ”は、
人形の廉ちゃんこそ、語るのに相応しかろう。
動き回る廉ちゃんは何ともかわいらしい。
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