汀V・天舞鑑(中野 PlanB)

オモテウラ

☆ひとこと……

市川正ひとりによる舞踏「汀」第3弾。
前作までよりストーリー性が高い。

アラビアの音楽が流れる。
砂漠だろう、乾いた空間で、
干乾びた生き物は水を探し求める。
白ちゃけた皮膚、舌だけが赤く長い。
したたり落ちる水を見つけたらしい。
けれども、水を得た安逸は永くは続かない。
何物かに憑かれたように、身体を強ばらせ小刻みに跳ね続ける。
ゆっくりと崩れ落ちる時、張り詰める時の肉と骨に説得力がある。
終盤の破調部分、意味を超えた舞は真骨頂。

「鏡花の世界に潜む怪物性を主旋律に、
 はかなさの中の激しさ、狂おしさを表現したい」(チラシより)

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