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2019年10月16日
イベント

県民公開授業「国際理解と平和~大使リレー講座~(講師:明石康氏)」が開催されました。

 令和元年10月1日、本学公開授業である「国際理解と平和~大使リレー講座」の第10回目の授業が開催され、元国連事務次長の明石康氏にご講義いただきました。

 講義は、「異文化社会で生きぬくということ」をテーマとして行われ、国際連合ができた時の国連加盟国は51カ国であったが、現在は193カ国と4倍近くに増えている。しかし、この国の数よりも文化の数は多いのではないかということでした。

 アメリカと旧ソ連を中心とする東西陣営の冷戦は1989年のベルリンの壁崩壊によって終焉を迎えたが、この後国と国との対立は少なくなった代わりに、一国内の民族の違い、部族の違い、宗教の違いという中からの対立や緊張は増えてきているとのこと。国連憲章の中には、国と国との戦争や対立をなんとか無くそうという希望は述べられているが、国内の対立や紛争を国連でやめさせようとは書いていないそうです。

 明石氏は、これまでのご自身の経験から、「対話を大事にしようではないか。お互いの気持ちと気持ちを合わせながら、『静かな説得』が大事である。」とお話をいただきました。

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授業の様子

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学生の質問に答える明石氏

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左:明石康氏  右:小林良江学長

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