県民公開授業「国際理解と平和～大使リレー講座～（講師：駐日サモア独立国特命全権大使）」が開催されました。

　令和元年１２月３日、本学公開授業である「国際理解と平和～大使リレー講座」の第１３回目の授業が開催され、駐日サモア独立国特命全権大使ファアラヴァアウ・ペリナ・ジャックリーン・シラ・ツアラウレレイ閣下にご講義いただきました。

　講義は、「グローバル化する世界における平和と安全」をテーマとして行われました。サモア独立国は１９６２年に国連を通じて非暴力的な形で、太平洋諸島としては初めての独立を果たした国とのことで、家族や村の中の秩序を維持する人物として任命されるマタイと呼ばれる首長制のシステムがあるそうです。

　今日のサモアでは女性の果たす役割が非常に大きくなっており、政府機関、省庁の中ではトップを務める女性の割合が２９％であり、議会では女性の議席が２０％以上を占めなければいけない法律が規定されているそうです。

　ファアラヴァアウ・ペリナ・ジャックリーン・シラ・ツアラウレレイ大使閣下は、若い人々に平和・安全保障、幅広い社会に関する対話に参加してもらうことが、平和を維持、構築していくうえで非常に重要であるとおっしゃっていました。

授業の様子

学生の質問を聞く大使閣下

左：ファアラヴァアウ・ペリナ・ジャックリーン・シラ・ツアラウレレイ閣下　右：小林良江学長