【学生の皆さんへ】学長からのメッセージ ～後期の授業について～（令和２年８月２１日(金)）
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後期の授業について
2020年2月からの新型コロナウイルス感染症拡大が日本全国に影響を及ぼし、本学においても新たな授業形態である遠隔授業を5月11日から実施せざるをえなくなりました。初めての取り組みでもあり、様々な困難がありましたが、学生や教職員の皆さんのお蔭で無事に学期末を迎えることができそうです。新たな授業形態に真摯に取り組んでくださった学生の皆さんに心から感謝いたします。
しかしながら、本学の特徴でもある学生と教員の間の対話を通した教育、学生同士が切磋琢磨する教育の実現がかなり困難になっていることも事実です。また、キャンパスでのサークル活動を通した活力あふれる学生生活もほとんど提供できませんでした。「新しい生活様式」が推奨され、思い描いていたキャンパスライフが送れないことに、戸惑っている学生も多いと思います。大学としても教育・研究機関としての役割を果たせているのか、忸怩たる思いをしています。
2020年度後期科目は高等教育機関としての役割を十分に果たすために、対面授業を実施したいと考えていました。しかしながら、最近の群馬県や首都圏の新型コロナウイルス感染拡大状況や、群馬県が定める「社会経済活動再開に向けたガイドライン」の警戒度１から２への移行等を考えると、学生や教職員の皆さんの健康を守る上で全面的な対面授業の実施は困難と判断しました。
以上のことから、2020年度後期科目は「原則遠隔授業」とし、教育効果の観点から対面での授業実施が必要な科目については、十分な感染対策を講じた上で、「一部授業を対面」で実施します。対面で行う授業については、感染への心配から登校は控えたいという学生向けに、オンデマンド、またはオンラインでの授業受講も可能にすることを予定しています。授業形態の詳細については9月4日までに大学HP及びポータルサイトに掲示しますので、必ず確認してください。
また、先日はアンケートに回答していただきありがとうございました。キャンパスで友人たちと共に受講したいとの声を多数いただきました。アンケート結果の概略についても、後日公表いたします。今後、新型コロナウイルス感染症の状況を注視しながら、学生の皆さんの交流の場を提供できないか検討していく所存です。
前が見えないこの状況ですと、気懸りなことや不安なことが多々あると思います。講義のこと、単位のこと、健康のこと、どのような内容でも構いませんので、遠慮なく大学にご相談ください。連絡先は下記の通りです。
事務局電話番号 0270-65-8511（代） メールアドレス daigaku@gpwu.ac.jp
後期においても学生の皆さんの健康と安全を最優先にしながら、教育・研究機関としての役割を果たせるよう大学として全力で取り組みます。引き続き皆さんのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
群馬県立女子大学
小林良江
