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2021年11月 9日
課外活動

本学屋外彫刻の調査・保存処理を学生たちが行いました

群馬県立女子大学には、群馬ゆかりの作家による屋外彫刻があります。
本学建物の中心部「円形広場」には、本県出身の半田富久氏による直径5メートルの噴水《あづまうた》1982年が設置されています。半田氏は、1985年に起きた日航機事故の慰霊塔の制作者です。また、四季を彩る4つの中庭の一つ「春の庭」には、同じく本県出身の住谷正巳氏による《鳩(日時計)》1987年が設置されています。日時計は、昭和62[1987]年3月卒業生によって寄贈されました。
2021年10月18日から11月1日にかけて3回にわたり、芸術学専攻の大学院生たちが2点の彫刻の調査と保存処理を行いました。経年による汚れや損傷の具合などを記録し、教員らとともに洗浄していきました。このようなメンテナンス活動は、学生たちにも可能であり、作品をつぶさに観察したり直接触れたりできる貴重な学びの機会でもあります。
屋外彫刻作品は、日常的に目にしていると背景の一部と化してしまいがちですが、調査や保存処理を行うことによって、自分たちの通う大学にある美術作品を再認識することができました。学生たちからは、今後も定期的な活動をしていこうとの声が上がりました。
この屋外彫刻メンテナンス活動は、上毛新聞(2021年10月19日付)に紹介されました。

*本活動は、2021年度本学特定教育・研究費「本学屋外彫刻及び関連資料の調査及び整理・保存」(美学美術史学科)によって実施されました。

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