西上州・東上州の誕生-交感する中世の神話と歴史-

第6回群馬学センター萩原文庫シンポジウム
『西上州・東上州の誕生-交感する中世の神話と歴史-』


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 萩原進氏の著作の一つに『西上州・東上州』(上毛新聞社、1978年)があり、その中では様々な角度から上州の東西の地域性が論じられています。そしてこのように、上州を西・東に分けて考える観念は、実は中世南北朝時代の成立とされる『神道集』にすでに読み取ることができます。では、当時の人々はなぜこの上野国に西の地域と東の地域があると考えたのでしょうか。そして当時、西・東はどこから分かれていたのでしょうか。さらに、なぜ南北朝時代にそれが顕著になったのでしょうか。中世という時代にプログラムされた上州人の地域観を、「神話」と「歴史」の双方の世界から解析します。

〇開催日時
 平成31年2月2日(土)13時~16時

〇会場
 群馬県立女子大学 新館 第1講義室

〇次第

 あいさつ

  群馬県立女子大学 学長 小林 良江

 趣旨説明

  群馬県立女子大学 准教授 簗瀬 大輔

 講演

  (1)「『神道集』にみる信仰圏の東西 -編者の視座を探る-」

       群馬工業高等専門学校 教授 大島 由紀夫

  (2)「上野神話の空間認識 -西七郡の謎と幻の上野国について-」

       育英短期大学 講師 佐藤 喜久一郎

 パネルディスカッション

  「西上州・東上州誕生の背景を探る」

    パネリスト:大島 由紀夫・佐藤 喜久一郎

    コーディネーター:簗瀬 大輔

〇主催

 群馬県立女子大学

〇後援

 上毛新聞、群馬テレビ、FM GUNMA、NHK前橋放送局、長野原町、 群馬歴史散歩の会、群馬県地域文化研究協議会

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