本学の教養教育では、現代の国際化する社会において、広い教養を備え、成熟した人間として行動できる力をもつ人材を育成します。
文学部・国際コミュニケーション学部共通教養教育科目
両学部の学生に向けて開講されている科目です。5つの「プログラム」は、専門教育科目への橋渡しとして、基礎固めの役割を果たす科目です。
教養科目
自然科学から人文、社会科学分野にまたがる多様な科目を学べるのが教養科目です。教養科目は次の3つの科目群に分かれています。これらの科目を履修することにより、幅広い知識やものの見方を獲得できます。
- Ⅰ 環境と社会
- 日本史/心理学/日本国憲法/市民生活と法/社会学/質的調査方法論/量的調査方法論/ マスコミ論/人文地理学/ボランティア論
- Ⅱ テキストと論理
- 比較文学/哲学/テキストとその実現
- Ⅲ 自然と創造
- 文化人類学/科学入門/現代の科学技術/数学/生物学/メディアと文化/統計学/統計処理/健康科学
日本語表現プログラム
日本語や日本文学を通して日本の文化を見つめ直し、より豊かで自律的な日本語表現能力を身につけることを目指します。単に「話す」「聞く」「書く」「読む」だけでなく、「調べる」「考える」「知る」「創る」などを加えた以下のような総合的な学習プログラムです。
- Ⅰ 音声言語と表現
- Ⅱ 日本語と文化/現代若者ことば/外国語としての日本語/漢字の世界/変体仮名の解読/
古文読解法 - Ⅲ 創作文芸の世界(詩歌)
創作文芸の世界(散文)
報道文の技法
英米文化プログラム
他国の言語や文化を学ぶことで、自分たちの言葉や文化を見直し、複雑な世界を理解する第一歩とするべく、まずは基礎的なところから、英語や英米の文化を学び親しむための科目群です。多様な文化事象や歴史、言葉といった切り口から英米文化への入門を目指します。
- イギリス史/アメリカ史/英語音声の仕組み
芸術プログラム
イメージや音、自然や環境世界へのかかわりなど、文化における芸術現象の重要性に着目し、芸術にまず親しむことを目指す「芸術へ誘う」、それらを言葉とかかわらせて把握する「芸術を語る」、さらにこれらと連動して全体をより充実した完成度の高いものにする「芸術の現場から」の3つに分かれています。
- Ⅰ 芸術へ誘(いざな)う
日本美術に親しむ/西洋美術に親しむ/装う/舞踊の世界へ
- Ⅱ 芸術を語る
芸術をめぐって/音に語らせる/身体の芸術(舞踊)/芸術と社会
- Ⅲ 芸術の現場から
リベラルアーツプログラム
現代を読み解くために、自らが生きる世界について問い直し、世界とのかかわりのなかで生きる「私」 自身について考えるためのプログラムです。現代における複雑な問題群を捉えるために、思想や文学、 環境、情報など複数の科目を基軸とした学問横断的なアプローチの修得を目指します。
- 日本文化論/比較文化論/現代メディア史/現代フランス文学史/社会環境論/批判哲学の系譜
国際理解プログラム
急速にグローバル化する国際社会を理解するために必要な知識と幅広い視野を得ることを目指しています。多様な文化や価値観、国際協力のあり方やビジネスについて学ぶことを通して、総合的に現代の国際社会を理解します。
- 航空と観光ビジネス入門/現代社会と経済/国際理解と平和(大使リレー講座)/現代社会と国際協力/現代の国際事情/ビジネス・コミュニケーション/アジアの歴史と文化(リレー講座)/マスコミと広告ビジネス入門/ロシアの文化と社会/ユーラシアの文化と社会/環境で読み解く現代社会/ヨーロッパの文化と社会/地球社会と共生/世界の宗教
体育実技
自分の身体のあり方と健康の大切さを知り、一人ひとりの体力を増進させるために設けられています。
外国語科目
英語のほかに、さまざまな外国語科目を開講しています。未知の言語を知り、熟達する過程は、それ自体が発見の連続です。背景にある文化や歴史に触れる機会にもなります。
留学生を履修対象者とする日本語の授業も開講しています。大学での講義やレポート作成に必要なアカデミック・ジャパニーズのスキルが養えます。
- TOEFL / STRIPE /ドイツ語/フランス語/イタリア語/ポルトガル語/中国語/ハングル/日本語
文学部教養教育科目
教養基礎科目
充実した大学生活をスタートさせるための一年生向け科目です。大学で学ぶうえで必要な基礎技術を身につけます。
- 基礎ゼミ/日本語文章表現/情報処理
外国語科目
英語の基礎力、英語文献を読み解く力、実用的な英語力を養います。
- 英語/英会話/中級英会話/TOEICセミナー/ TOEFLセミナー
自律学修・資格科目
学生の自主的な学修を中心とする科目です。大学のキャンパスから出て、社会と積極的にかかわる力を養います。
- ボランティア実習/海外実地研修/日本語自律学修(日本漢字能力検定)/英語資格試験自律学修など
国際コミュニケーション学部教養教育科目
教養基礎科目
能動的で主体的な学習態度を身につけ、大学で学ぶために必要なスキルと論理的思考力、TOEIC 形式の演習を通して実用的な英語力を身につけることを目的としています。
- スタディ・スキルズ/問題解決とリーダーシップ/情報基礎/ TOEIC I、Ⅱ/TOEIC Lab Ⅰ、Ⅱ
自律学習
海外留学はもちろん、国内外でのボランティアなども単位認定し、社会に飛び出すことを応援する科目です。自立、自律的に学ぶ力を養うことを目的としています。
- 海外語学実習I、Ⅱ/海外ボランティアI、Ⅱ/ボランティアI、Ⅱ/リスニング自律学習I、Ⅱ など
資格科目
国際社会で活躍するために必要な資格の取得を目的としています。
- 英語能力検定Ⅰ~Ⅷ/情報処理試験Ⅰ~Ⅷ/秘書技能検定試験などを含む、その他検定等Ⅰ~Ⅷ
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)/教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
本学の教養教育では、現代の国際化する社会において、広い教養を備え、成熟した人間として行動できる力をもつ人材を育成するために、以下の方針に従って教育課程を編成し、実施する。
1 初年次教育を中心とした授業科目を通じて、大学で学ぶために必要な基礎知識と能力を養う。
2 専門教育への導入となる授業科目を通じて、専門の基礎学力を養うとともに、学問分野を超えた素養を培う。
3 全学年の大学教育を通じて、実社会への適応能力を向上させるとともに、豊かな人間性を育む。
文学部
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
文学部では、人間社会の多様な文化について、人文科学的視点を軸として学修することにより、以下の能力を身につけた学生に「学士(文学)」の学位を授与する。
1 人間が築き上げてきた知的遺産を受け継ぎ、幅広い教養と社会の変化に柔軟に対応できる思考力を身につけている。
2 専門的学識を備えるとともに、的確な資料や情報を収集・分析し、その成果を他者と共有するために発信・表現できる。
3 直面した課題について問題を発見する洞察力と、問題を分析し解決に導く柔軟な思考力や発想力を身につけている。
4 幅広い教養と柔軟な思考力、専門的学識や技能、問題解決能力を身につけ、地域社会や国際社会に持続的に貢献できる。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
文学部では、人間社会の幅広い文化を学修し、柔軟な思考力を持った問題解決能力を有する人材を育成するため、以下の方針に従って教育課程を編成し、実施する。
1 人間が築き上げてきた多様な学問について、幅広く基礎的な知識を身につけ、柔軟で開かれた教養を育む。
2 各分野における専門的な知識・技能や研究の方法を身につけ、その成果を説得力をもって表現する力を養う。
3 豊かな感性と開かれた知性に基づく洞察力により、問題を発見し、的確な分析と柔軟な発想で課題を解決する力を養う。
4 幅広い教養・専門的学識に基づいて、自他の人間性を尊重し、地域社会や国際社会に貢献する力を養う。
文学部国文学科
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
国文学科では、日本語・日本文学・中国文学・日本語教育について専門的な知見を有し、語学・文学の研究対象に即した的確な方法によって研究することができ、その成果を論理的に表現し、地域や世界に向けて発信できる学生に「学士(文学)」の学位を授与する。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
国文学科では、日本語・日本文学・中国文学・日本語教育の専門的知識を身につけ、地域社会や国際社会に貢献できる人材を育成するため、以下の方針に従って教育課程を編成し、実施する。
1 専門分野に関する幅広い知識や語学・文学研究の基本的な方法を身につけ、それを実践的に運用する力を養う。
2 専門分野における研究課題を自ら発見し、問題解決に向けて探究するとともに、その成果を論理的に表現できる力を養う。
3 専門的な知見とその運用能力や洞察力・表現力によって、社会の様々な領域で活躍できる力を養う。
文学部英米文化学科
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
英語の運用上の高度な技能を修得するとともに、卒業論文を執筆し、英語学、英米文学及び英米文化に対する深い見識と広い視野、並びに柔軟かつ緻密な思考力をもって、社会の諸問題に対処する能力を身につけたと認められた学生に「学士(文学)」の学位を授与する。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
英米文化学科では、英語の運用上の技能を高めるとともに、英語学、英米文学および英米文化の専門的学習を通じて、英米の文化に対する深い見識及び広い視野並びに柔軟かつ緻密な思考力を培うため、以下の方針に従って科目を開設している。
1 初年次より、外国人教員と日本人教員のバランスをとった習熟度別・少人数制クラス編成によるコミュニケーション科目により、英語の四技能(聞く・話す・読む・書く)の運用能力を高めるとともに、専門への導入として講義・講読科目により基礎的な知識を培う。
2 二年次からは、引きつづき英語運用能力の向上を目指すとともに、英語学、英米文学及び英米文化の三分野における講義・講読科目群の学修により、さらに専門的な知識と人文学的思考の方法を身につける。
3 三年次から、少人数制の演習により、問題設定、資料・情報の収集・分析、論理的思考と表現の能力を高め、その成果を、四年次の卒業論文指導を経て、学修の集大成としての卒業論文に結実させる。
4 カリキュラム全体を通し、言語、文学、文化の中に息づく人間的営為を身をもって体験し、そこで獲得した知と見識をもって、地域社会や国際社会に貢献する力を涵養する。
文学部美学美術史学科
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
美学・美術史・実技・アートマネジメントの四つの領域についての幅広い知識や技能を修得し、芸術を通じて社会とつながり、卒業論文・卒業制作の形で研究業績をあげた学生に「学士(文学)」の学位を授与する。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
美学美術史学科は(1)理論的部門としての美学、(2)歴史的部門としての美術史、(3)実践的部門としての実技の三つの柱と、(4)それらを横断して結合するアートマネジメントの四つの領域から構成される。
1 初年次教育として、豊かな外国語教育と、「芸術プログラム」を核にした多彩な教養教育を展開する。専門教育では、四つの領域の基礎科目を学ぶ。
2 専門教育では、二年次から始まる特講によって専門知識を深め、また技能を高めてゆく。三年次からゼミに所属し、演習等によって自分の研究領域を明確にして行き、少人数指導を通じて研究対象を深く考える。また、課題レポートの作成によって卒業論文・卒業制作の準備をする。
3 四年次には、個人・少人数指導により、四年間の学修・研究の総決算として卒業論文・卒業制作を完成させる。
4 全学年の教育を通じて、社会のなかの芸術のあり方について深い理解を得るだけではなく、実際に芸術を通じての地域貢献を実践し、人格的な成長を成し遂げる。
文学部総合教養学科
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
総合教養学科では、必修科目および専門分野にかかわる知識、および諸領域を横断するための知識を修得した者で、確かな学問的基盤の上に、方法論を見出し構築する思考力、修正を加えて企画を貫徹する実践力、さらにそれをもって、様々な社会や地域に貢献できる力を身につけたと認められる学生に「学士(文学)」の学位を授与する。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
総合教養学科では、「表現・思想」「環境・社会」「メディア・情報」の3つの系からなるプログラムによって課程を編成し、専門的知識を総合的に修得するため、以下の方針に従って科目を構成する。
1 学科独自の基礎科目を通じて、異なる分野を横断して考察する力、全ての学問の基礎となる文献を読み解く力を培う。
2 自律的なフィールドワークの実践によって、学生一人一人が主体的に考え、自ら設定した課題を達成する力を修得する。
3 専門科目、演習を通じて、培った知識を応用する力を磨き、集大成として「卒業研究・卒業制作」を完成させる。
4 上記を通じて修得された知見、経験をもとに、様々な社会や地域に貢献できる人材を育成する。
国際コミュニケーション学部
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
国際コミュニケーション学部では、実践的な英語教育と幅広い人文・社会科学分野の専門教育を通して、以下の能力を身につけた学生に「学士(国際コミュニケーション学)」の学位を授与する。
1 高度な英語力を身につけ、英語での情報を的確に理解し、異文化間でも意思疎通を図ることができる。
2 国際社会に目を向け、国家・社会・企業・団体・個人などの間の多様な関係を理解し、広い視野でものごとをとらえることができる。
3 言語・経済・経営・政治などの分野における専門知識を修得し、その過程を通して論理的思考力・表現力および問題解決能力を身につけている。
4 自分に必要な学びを発見し、自ら計画・実行することにより、生涯にわたって自律的・主体的に学び続ける態度を身につけ、国際社会で持続的に活躍しうる力を持っている。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
国際コミュニケーション学部では、実践的な英語力、高いコミュニケーション能力並びに人文・社会科学分野の専門的知識を備えた、国際社会で活躍できる女性リーダーを育成するため、以下の方針に従って教育課程を編成し、実施する。
1 高度な英語力を身につけ、英語での情報を的確に理解し、異文化間でも意思疎通を図ることができる力を身につける。
2 国際社会に目を向け、国家・社会・企業・団体・個人などの間の多様な関係を理解し、問題発見・解決力と論理的思考力を身につける。
3 「言語学」「経済学」「経営学」「政治学」「行動科学」などから専門分野を選択し、専門的知識を習得するとともに、隣接領域についても広く学ぶことにより、広い視野と問題発見力・解決力、論理的思考力および表現力を身につける。
4 必要な学びを自ら発見し、計画・実行することにより、生涯にわたって自律的・主体的に学び続ける態度と国際社会で活躍しうる力を身につける。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
本学の教養教育では、現代の国際化する社会において、広い教養を備え、成熟した人間として行動できる力をもつ人材を育成するために、以下の方針に従って教育課程を編成し、実施する。
1 初年次教育を中心とした授業科目を通じて、大学で学ぶために必要な基礎知識と能力を養う。
2 専門教育への導入となる授業科目を通じて、専門の基礎学力を養うとともに、学問分野を超えた素養を培う。
3 全学年の大学教育を通じて、実社会への適応能力を向上させるとともに、豊かな人間性を育む。