文学部

美学美術史学科【 Department of Aesthetics and Art History 】

大野ゼミ

研究

教員の研究紹介専門は16、17世紀のイタリア美術、いわゆるルネサンス、バロック美術です。特に、この時代に制作された様々なイメージが社会の中でどのような機能を持っていたのか、同時代の観者たちにどのように見られ、受け止められていたのかという関心から、ここ数年は北イタリアの巡礼地に見られる絵画・彫刻を研究しています。そこには中世以来、民衆の間に根付きながら、対抗宗教改革期にカトリック教会から異端視された図像も含まれており、それらがいかに生き延びていったのかを探ると同時に、民衆の信仰心に結びついたイメージ世界と「美術」との関係について考えています。

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ゼミ

ゼミでは、私の専門のイタリア美術あるいはキリスト教図像学だけでなく、19世紀までの美術作品に関する文献の購読と発表を中心に演習を行っています。卒論では、イタリア・ルネサンス、バロックだけでなく、オランダ、フランスの17世紀美術から印象派までさまざまなテーマの研究が行われています。

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