地域・社会連携(公開講座等)Community Contribution Activities(Extension Lecture)

公開講座概要紹介

平成31年度公開講座概要

泉鏡花の「夜叉ヶ池」

開講日時 6月10日(月) 10時40分~12時10分


 泉鏡花(1873~1939)の戯曲「夜叉ヶ池」(1913)を取り上げ、本文と上演の映像資料を用いて作品を理解します。作品は福井と岐阜の県境に実在する夜叉ヶ池を舞台に、人間と竜神との接点を扱っています。人物の心情はもとより、空間の構成や、引用された伝説等の分析を行い、戯曲として書かれた意味を考えます。


担当教員 文学部国文学科教授 市川 祥子

強制移民としてのアフリカ系アメリカ人

開講日時 6月10日(月)13時00分~14時30分


 現在、アメリカ合衆国の人口の約13%を占めるアフリカ系アメリカ人(黒人)ですが、そもそも彼らの祖先は、どのような経緯でアメリカへと到達したのでしょうか。この講座では、18世紀に西アフリカの黒人が囚われの身となり、奴隷船でアメリカ大陸へと送られ、黒人奴隷の第一世代となっていったプロセスを解説します。


担当教員 文学部英米文化学科准教授 笠井 俊和

The Relationship between English Spelling and Pronunication

開講日時 6月10日(月)14時40分~16時10分


 The aim of the lecture is to introduce differences between the spelling system and sound system of English. Anyone who has tried learning English will understand the difficulty learning English spelling and English sounds - they simply do not match up with each other in many cases. The reasons why the relationship between spelling and sound is sometimes a mismatch will be discussed. Comparisons will be made between English and other languages to show how complex the relationship is between English spelling and pronunciation. (講座は英語で行われます)


担当教員 国際コミュニケーション学部教授 N.スネイプ

古代ローマ邸宅の美術と教養

開講日時 7月8日(月)10時40分~12時10分


 今から約2千年前、現在のイタリアを中心に栄えていたローマ帝国。人々はどのような家に住み、どのような美術に接して生活していたのでしょうか。世界遺産ポンペイ遺跡の邸宅を装飾していた壁画をおもな例としながら、西洋文化の教養について考えてみたいと思います。美術館の展覧会などで、西洋美術の重要な主題であるギリシア・ローマ神話の作品を鑑賞するうえでの参考にもなれば幸いです。


担当教員 文学部美学美術史学科教授 藤沢 桜子

テレビCMを考える

開講日時 7月8日(月)13時00分~14時30分


 日本でテレビ放送が開始されてから今年で66年。社会において、テレビCMは時代とともにどのようにその役割や表現手法を変えてきたのでしょうか。タイムシフト視聴が一般化し、映像の受け手が容易に送り手にもなりうる時代となった現代、改めて日本のCM表現のこれまでを様々な角度から振り返り、考えていきます。


担当教員 文学部総合学科准教授  山崎 隆広

方言の地図を読む

開講日時 7月8日(月)14時40分~16時10分


 地域ごとにみられる日本語の多様性は、古くから人びとの関心を集めてきました。それを反映してか、古今東西たくさんの方言地図が描かれてきました。日本全国の地図上に描き出された方言分布を読みとき、そこにたちあらわれてくる人びとのいとなみ、すなわち生活や文化を考えます。


担当教員 文学部国文学科教授 新井 小枝子

高校英文法をもう一度〜実例をもとにイメージで捉える〜

開講日時 9月9日(月)10時40分~12時10分


 品詞、時制、受動態、仮定法など、高校で学習する代表的な文法項目について、最初に簡単な復習を行い、そのあとに認知言語学の基本的な考え方に基づいて、文法を「イメージ」で捉える方法を紹介します。本講座でいう「イメージ」とは、私たちの外界の認知の仕方のことです。たとえば、ある対象を「モノ」として認知されるものの代表が名詞であり、「関係」として認知されるものの代表が動詞である、と考えます。


担当教員 文学部英米文化学科講師 小林 隆

Starting to learn the pronounciation of sounds in American English!アメリカ英語特有の音で発音してみよう!

開講日時 9月9日(月)13時00分~14時40分


 In this class, participants will have a chance to practice using English sounds of American English. Participants will be able to learn how to correctly make some of the sounds and practice using them in both words and sentences.
アメリカ英語の発音を学ぶクラスです。英単語や英文を読んで、正しく発音する練習を行います。


担当教員 国際コミュニケーション学部教授 M.R.フライヤーミュース

気軽にアートワーク~色を楽しむ~

開講日時 9月9日(月)14時40分~16時10分


 普段何気なく目にしている「色」の魅力を発見してみませんか。本講座ではマチスの切り絵、エリックカールの絵本などを取り上げ、ご自身で簡単な作品を作ってもらいます。材料はこちらで用意します。気軽にアートワークを楽しんでください。


担当教員 文学部美学美術史学科准教授 奥西 麻由子

Listening to English : Understanding the stream of Speech

開講日時 10月7日(月)10時40分~12時10分


 What makes understanding natural spoken English often such a frustrating experience even for advanced learners of English? This lecture will explore the particular difficulties of decoding English, and will suggest better ways to approach this challenging but vital skill.(講座は英語で行われます)


担当教員 外国語教育研究所研究員 T.ウィザロウ

佐羽淡斎と桐生

開講日時 10月7日(月)13時00分~14時30分


 佐羽淡斎(一七七二~一八二五)は、江戸中期文化文政年間、上州桐生を拠点に活躍した漢詩人です。名は芳、字は蘭渓、号を淡斎といいました。かれは、上州屈指の富豪であり、絹織物の町、桐生の最盛期に関わった商人でもあります。本講座では、その作品を読みながら、桐生の歴史の一齣を掘り起こしてみたいと思います。


担当教員 文学部国文学科教授 井上 一之

世界の英語を巡る

開講日時 10月7日(月)14時40分~16時10分


 英語を使用している人は、今や世界で17億人以上にのぼると言われています。イギリスやアメリカ、オーストラリアなど、英語が母語・第1言語として用いられている国々だけでなく、インドやシンガポール、フィリピンなど、英語が第2言語・公用語として用いられている国々や、ヨーロッパや東アジア、南米の諸国など、英語が外国語として学ばれている国々もあります。本講座では、インターネットでアクセスできる音声資料等を用いながら、世界の様々な地域で話されている英語の特徴をご紹介したいと思います。


担当教員 国際コミュニケーション学部教授 深谷 晃彦

柏木義円という人がいた

開講日時 11月11日(月)10時40分~12時10分


 かつて安中に柏木義円という人がいました。明治30年から安中教会の牧師を約40年にわたって務めた人物です。しかし、まだ認知度は高くありません。そこで、本講座では柏木について、基本的な事実を紹介しつつ、その歴史的な意義をさぐってみたいと思います。


担当教員 文学部総合学科教授 市川 浩史

「あつめる」ことからみた美術

開講日時 11月11日(月)13時00分~14時30分


 切手、フィギュア、文房具、カード、レコード、作品など何かをあつめる行為、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。本講座では、あつめることをキーワードに美術に関する作品事例をあげながら考えていきます。


担当教員 文学部美学美術史学科教授 山崎 真一

学習者要因から見る外国語学習

開講日時 11月11日(月)14時40分~16時10分


 母語であれば誰でも苦労せず習得できるのに、なぜ外国語の習得は難しく、成功する人と失敗する人がいるのでしょうか。本講座では、外国語習得の成否に大きな影響を与えるとされている学習者の個人差、すなわち学習者要因(動機づけや認知スタイルなど)について考察します。


担当教員 文学部英米文化学科准教授 飯村 英樹

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