文学部

美学美術史学科【 Department of Aesthetics and Art History 】

青田ゼミ

研究

aota1.jpg私たちは日常生活のなかでどのように感性をはたらかせているのか、そしてその感性のはたらきは世界に対してどのような影響をもたらすのかを探求しています。具体的には、現代英米系の環境美学・日常美学と呼ばれる分野に身を置き、研究を行っています。最近は特に、都市環境と家という2つの主題に関して、それぞれの場所での美的経験とはいかなるものでありうるのかを説明する理論の構築を行っています。
また趣味で小原流のいけばなを習ったり、アイドルのパフォーマンスを鑑賞したりしますが、これらについても学術的に論じる取り組みをしています。いけばなもアイドルも西洋の伝統的芸術に対していわば周縁に位置するものであるため、美学の分野においてはまだ研究が十分に進展していませんが、そのぶん探求のしがいがあります。

ゼミ

aota2.jpg私の研究は基本的に、自分自身が日常生活のなかで面白いと思ったことに注目するところから始まります。それを美学的に論じる道筋を見つけることで、最初はたんに直感的であった面白さを、学術的に奥深いものへと展開していくことで、さらに生活が楽しくなると感じています。ゼミ生の方々にも、この楽しさを味わっていただけたらうれしいと考えています。
直接的な専門は上に記したとおりですが、私の研究テーマにぴったり重ならなくても、日々の生活のなかで見つけた「これは美学的に論じたら面白いのではないか?」という問いについて思索を深め、卒業論文を執筆してみたいと思う方々を歓迎します。みなさんの興味関心を聞き取ったうえで、読むべき文献を一緒に読み、アウトプットのための方法をコーチングしていきたいと思っています。

上