群馬県立女子大学「日本語教員養成プログラム」
(1)どんな人たちが日本語を必要としているのでしょうか。
① 国内には232万人を超える外国人が暮らしています。(平成28年法務省調べ)
→ 留学生、ビジネスパーソン、研修生、日本語の配偶者及び公立小中学校に通う外国人児童生徒など。
② 海外では137か国・地域において、365万人余りが日本語を学習しています。(平成25年国際交流基金調べ)
→学習者数は過去36年間で約28倍に増加、また、近年は東アジアの学習者が大きく増加しています。
※日本語教員養成プログラムでは、多様な学習者に対応できる専門的な知識と能力を身につけた教員の養成を行っています。
(2)日本語教員になるには
① 国内外には多くの日本語教育機関があり、国内だけでも約3万6千人の日本語教員がいます。(平成27年文化庁調べ)
・国内の日本語教育機関 (日本語学校、市町村の国際交流協会の日本語教室、NPOや企業の日本語教室など)
・国外の日本語教育機関 (海外の日本語学校、国際交流基金の日本語パートナーズ、青年海外協力隊など)
② 日本語教員になるためには法に基づく国家資格(免許)のようなものはありません。
→ しかし、国内外の日本語教育機関等で働くには日本語教員の「有資格者」であることが望ましいとされています。
◆日本語教員の「有資格者」とは ・1985年に文化庁の「日本語教員の養成等について」で示された以下のいずれかを満たす人々を指す。 →本学の「日本語教員養成プログラム」は、この中の(1)にあたる。 (1) 大学の日本語教育に関する主専攻(日本語教育科目45単位)、又は、副専攻(26単位)を修得し、卒業した者 (2) 民間の日本語教員養成講座(420時間)を修了した者 (3) (公財)日本国際教育支援協会が実施する「日本語教育能力検定試験」に合格した者(毎年10月に実施) |
(3)本学「日本語教員養成プログラム」を修了するには
① 必要単位数 → 「主専攻」 46単位 (必修26単位+選択20単位)、「副専攻」 26単位 (必修26単位)
※主専攻の46単位を取得した場合は「主専攻」、副専攻の26単位を取得した場合は「副専攻」の修了証が与えられます。
※ただし、これらの修了証は、日本語教育機関等の採用を保証するものではありません。
→ 一般には、(公財)日本国際教育支援協会が実施する「日本語教育能力検定試験」の合格が有利とされます。
② 修了要件 → 日本語教員養成プログラム「主専攻/副専攻」のいずれかを満たす単位を含め、卒業必要単位の取得
(4)平成30年度日本語教員「有資格者」
本学における平成30年度日本語教員「有資格者」は次のとおりです。
○主専攻:2名(H29:9名)
○副専攻:5名(H29:5名)