日本語教員養成プログラム

(1)日本語教師養成プログラムとは

本プログラムは、国内外での日本語教育に必要な専門的知識と実践力を身につけた日本語教員の養成を目的としています。

文化庁「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)改定版」(2019 年度)に基づき、本学で開講されている「日本語教員養成プログラム」所定科目を履修し、必要な単位数を満たした場合、卒業時に「日本語教員養成プログラム修了証(主専攻または副専攻)」が授与されます。

※ 「日本語教員養成プログラム修了証」は、国内外の日本語教育機関等の採用を保証するものではありません。

※ プログラムに関しては、事務局教務係が担当です。

(2)日本語教員になるには

 留学生に対する日本語教育を行うための、「日本語教育機関における日本語教員の要件」(法務省告示)として、以下の3つが示されています。本学のプログラムは、下記1に該当します。

大学又は大学院において日本語教育に関する課程を履修して修了した者
「日本語教育能力検定試験」に合格した者

学士の学位を有し、かつ、日本語教育に関する研修として適当と認められるものを420 単位時間以上受講し、修了した者

(3)日本語教員養成プログラム所定科目と修了に必要な単位数

本学のプログラムの所定科目は、上掲の文化庁「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)改定版」で示された「必須の教育内容」の50 項目に準じて編成されています。

本プログラムを修了するには、主専攻は46単位、副専攻は 26 単位を修得する必要があります。それぞれの所定科目と修了に必要な単位数は以下の通りです。

主 専 攻 46 単位(必修科目26 単位に加え、選択科目20 単位を修得)
副 専 攻 26 単位(必修科目26 単位のみ)

 【開講科目の例】 ※ 年度により開講されないことがあります。

区 分 開講科目(抜粋)

区分1 社会・文化・地域

多文化共生論  地域日本語教育フィールドワーク など

区分2 言語と社会

地域日本語教育論  など

区分3 言語と心理

言語と心理1(言語理解の過程) 認知言語学(心とことば)など

区分4 言語と教育

コースデザインと教材開発  日本語教員養成特講 など

区分5 言語一般

日本語教育文法論  日本語教育音韻・形態論  など

(4)卒業後の進路

国内外には多くの日本語教育機関があり、国内だけでも約 4 万人の日本語教員が外国人に対する日本語教育に携わっています(2021 年度・文化庁調べ)。

日本語教員の活躍の場は、国内外の大学の日本語教育機関や民間の日本語学校(法務省告示校)、市町村の国際交流協会、ボランティア団体など、様々です。また、日本語教育に関する知識・技能は、日本語教員としてのみならず、公務員、外国人学校、民間企業、青年海外協力隊、地域の日本語教室での日本語学習支援ボランティアなど、多方面にわたって活かすことができます。

※ 将来、国内外の日本語教育機関等において日本語教育に携わる強い意志のある学生には、本プログラムを修めるだけでなく、(公財)日本国際教育支援協会が実施する「日本語教育能力検定試験」を受験することを勧めています。この試験は、受験者の知識・能力が日本語教育の専門家として必要とされる水準に達しているかどうかを審査し証明するものです。本プログラムは、その受験にも対応できるようを編成されています。

(お問い合わせ)

 【センター業務について】  地域日本語教育センター(事務局連携推進係)

 【日本語教員養成プログラム及び修了証等について】 事務局教務係

  電話:0270-65-8511(代表)

 

 

  

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